乗馬体験

五泊六日の北海道旅行の最終日、人生初の乗馬に兆戦しました。前から憧れてたんですよね〜 なんかかっこいいし。でもすごく難しそう。
ウインザーホテルから申し込んで予約をとり、近くの乗馬クラブへ出かけました。到着するとまず西部劇の格好をしたご主人と、かわいい奥様、赤ちゃん、そしてとても性格のよさそうな犬がお出迎え。なぜか相方にかけよると、股の間に頭を突っ込んで尻尾を振りながらじっとしています。いきなり「?」 そういう狭いところが大好きなんだそうです。
厩舎には大量のにんじんをぼりぼり食べている5匹の馬。サラブレットより温和な性質の馬なんだとか。種類は忘れてしまいました。
若い女性も2人合流して、みんなでテンガロンハットをかぶったり、ブーツを履いたりしてまずは外見から乗馬に入ります。そしておそるおそる馬に触ってみました。相方はテリーという馬に、私はキムチという馬に乗ることになりました。
「じゃあ足を鐙にかけて、乗ってみましょう」と、無造作に言うご主人。ええーっ。そんなに簡単に乗れるわけ・・・ひらり。乗れました。あら簡単。相方は体格が大きいので、馬が一瞬よろけたそうです。
そしてご主人のあやつる馬に続いて、一列になって馬場へ。馬が歩く順番は、美しく「偉い順」だそうです。ちなみに私のキムチは5匹中最下位らしく、最後尾でした。
乗馬のコツは、手綱を短く持つこと、かといって常に引っ張らないこと、姿勢を良くすること。なにより、馬はほうっておくと寄り道して草を食べようとするので、その顔を「おりゃっ」と正面へ戻して脇見させないようにする。これが一番大変でした。だってその辺中おいしそうな草だらけですから。
あとは一言で言うと、思ったより全然簡単でした。もっともこれは性質のおとなしい、訓練された馬に乗っているからでしょう。山道もへっちゃらでしたが、私は臆病者なのでちょっと怖かったです。景色を楽しむ余裕まではありませんでした。
馬は4本足なので、基本的に転ばないそうです。なるほどと思いました。
天気は晴れて美しく、あたたかで、眼下には洞爺湖が輝いています。
これで旅行のイベントは最後です。現実に帰りたくないなあと思った瞬間でした。
相方とは今まで、これだけ長く一緒にいたことはありませんでした。ますます大切な存在になった旅行でした。