ウインザーホテルのすてきな朝食

そういえばウインザーホテルの朝食について思い出したので書いてみます。
宿泊二日目の朝は、「ギリガンズアイランド」という洋食のお店に行きました。ガイドブックで「シャンパンブレックファースト」ていうのをチラッと観た記憶があり、「おっ、お洒落だなぁ」と思ったのです。
席に着くと、ウエイターさんがフランス料理とイタリア料理どちらになさいましょうとたずねてきました。朝から軽いコース料理を出してくれるみたいです。胸が高鳴ります。相方はイタリアコースを、私はフランスコースを選びました。
そのウエイターさんがすぐにシャンパンのビンを持って戻ってきました。「朝食にはシャンパンを一杯サービスさせていただいております」といいつつトクトクとグラスに注いでくれます。色めきたつ相方と私。「朝からお酒だよ!」
シャンパンはお酒の中で最も朝食に合うかもしれません。寝起きの頭を控えめの炭酸が優しく刺激してくれるようです。
「ぷはー!うまーい」瞬く間にグラスを空ける二人。ところがここで異変が起こりました。先ほどとは別のウエイターさんがシャンパンを持って近づいてきます。「朝食にはシャンパンを一杯サービスさせていただいております」となみなみと注がれるお代わり。やけにサービスがいいなあ・・。二人ともややハニワ顔で注がれるシャンパンを見つめていました。
ここで冷静に周囲のお客さんを眺めてみると、みんな最後までシャンパンをグラスに残しているんですね。朝から一気飲みする客なんていないわけです。私達はあまりにも景気良くグラスを空けてしまった為に、「まだ注いでいない」と認識されたのでしょう。シャンパンのサービスはたぶん一杯だけだと思われます。得しちゃった。
その後のコースはイタリアもフランスもとても美味しかったです。
シャンパンをたくさん飲みたい人は、とりあえず一気飲みしてみましょう!