親友

昔からの友達に、久しぶりに電話をかけた。彼女はトヨタ系列のシンクタンクに勤めており、相変わらず目の回るような忙しさである。この3日間は学会に出ているという事だった。
「仕事は忙しいし、有給とって学会出るのは大変なんだけど、こうでもしないと自分が勉強しないからね」と言う。ああ〜刺激になる。専門は違うけど、尊敬。
国際学会だが今回の主幹は日本の大学なので、東京近辺でやっているらしい。
「昨日はコメンテーターしてきた。明日は発表」とさらりと言うが、もちろん全て英語である。かっこいい。なんといってもかっこいい。
びっくりしたのは、私が知っている医学系の学会だと、オーラルでも発表時間は10分程度だが、彼女が専門とする分野では大体30分くらいなんだとか。そんな長い時間英語で発表して、質疑応答を受けるのかぁ。想像もつかないなぁ。
その他すこし他愛の無い話をした。時間がなさそうなので、話を切り上げた。
会ったらたぶん話は尽きないだろうけど、お互いに忙しくてなかなか会えない。
学生時代はよくお互いの部屋に泊まりがけでずーっとだらだら話をしてたっけ。話す事がなくなると、お菓子を食べながら雑誌の洋服を延々とあーでもないこーでもないと批評したりした。今考えると、信じられないくらい時間があった。なんだか不思議だ。