鳥肌

オットとのセキララオノロ真面目な医療ブログ、フライドトマトです(開き直り)。
今日は珍しく医療ネタ…。
 
麻酔科医は、どんな科、どんな状況の手術にも立ち会います。たいていのものは見慣れていて、驚きません。
手術中はお腹がパカーッだったり、胸がぽっかり、あるいは顔がまっぷたつとか、なんでもありです。排泄物系にも慣らされてきて、おしっこなどは綺麗なものに感じられます。う○こやゲロもまあ平気です。
たいていのものには耐えられるし、手術中に貧血を起こして倒れるなどということはまずありません。
 
先日、とある手術中に、患者さんの顔の真ん中におできのようなぽっこりとした盛り上がりを見つけました。真ん中には毛穴の汚れのような黒い点が見えます。
炎症は起こしてないけど、ずいぶん盛り上がっているなあ。出してあげた方がいいんじゃないかなあ。
状況も落ち着いていたので、簡単に消毒すると、何気なく軽く周囲を押してみました。

メリッ
・・・・・
全身に鳥肌が立ち、その場に立ち尽くしたまま動けなくなりました。

だって… 毛が、毛のかたまりが、30本くらいのやつ、出てきたんだもん…
なに? 何コレ!

驚きを口に出す事もできず、5分くらい衝撃から立ち直る事が出来ませんでした。私はそういうのが苦手らしいと、はじめて気づきました。
だれか鳥肌を共有してください。