昼食

昼食はいつも病院のカフェで食べている。病院にはカフェが何箇所もあり、ピザやハンバーガー・スープやサンドイッチなどのお料理をその場で作ってくれたり、サラダバーもあり、お寿司やサンドイッチなども沢山売っている。
中には24時間開いているメインカフェもある。職員は24時間働いているので、まあ当然といえば当然なのだが、日本では考えられないことだ。
小さなカフェでも朝6時半からやっていて、よく当直明けらしい術衣を来たお医者さんがサンドイッチやハンバーガーなどをぱくついている。廊下にひょいとエスプレッソバーなどもある。
そういえば日本で勤めていた大学病院では、当直のときにご飯も出ず、もちろん売店や食堂は18時くらいで閉まってしまい、いつも出前を取っていた。それすらも無理な深夜になってしまったら、自販機コーナーの焼きおにぎり(冷凍)がチンされて出てくるのを食べたり、買い置きのカップめんを食べたり。売店は朝もなかなか開かないので、前もってパンを買っておいたり、食べなかったり。入院患者さんの家族らしい人が、途方にくれているらしい姿を見たことも何度もある。
病院は、24時間必ず人がいる場所なのに、基本である食が満たされない。
患者さんのご家族も、容態が悪く病院につききりのとき、疲れ果てた深夜にあったかいスープやごはんが院内で食べられたら、どれだけ癒されることだろう。
思ったんだけど、将来外資系の病院がこのノリで進出してきたら、日本の病院はほんとにつぶれちゃうか、貧乏人専用になってしまう・・・ だって働くものにもこのアメニティは魅力だもの。
まあそれはともかく。それくらいカフェが異常な充実ぶりなので、毎日まじめにランチを食べていたら、多分帰国したときには変わり果てた姿になることだろう。それくらい量が多くて、必ずフレンチフライがどっさりついてきたりするんだもん。寿司パックもあるけど、お稲荷さん3つに巻き寿司10個とか。思わず食べきってしまう妊婦の恐ろしさ。
今日、やっと身の丈に合う? 昼食パターンを発見した。
コーヒー類とペイストリー(菓子パン)やクッキーだけ売ってるエスプレッソバーで、カフェラテ(小)とマフィン1つ。このマフィンも結構大きくて甘いけど、なかなか美味しくて気に入った。お野菜は夕食で。