ようかん

フロリダ旅行でツボに入ってしまった出来事。
以前ポートランドに留学されていた先生一家と久々に再会して、なんだか時が戻ったようでとても楽しい時間をすごすことが出来た。ご丁寧にも日本のお土産を持ってきてくださり、それがオットも私も大好物の虎屋の「ようかん」丸々一本。ほくほくしながら、大切にスーツケースにしまいこんだのだった。
一方、同行させていただいた同僚の先生ご一家は、機内持ち込み手荷物にようかんをしまった。帰りの飛行機で、そのご一家が手荷物検査場から出てこない。(ちなみにアメリカ国内線の手荷物検査は厳しい)のぞいてみると、険しい顔の検査官に何かを問い詰められて、必死に説明しているようだ。
なんとこの「ようかん」が引っかかってしまったらしい。これは日本のお菓子で、原料は豆と砂糖と…と説明して、ようやく事なきを得たそうだ。
帰宅後にスーツケースを開けると、我が家のようかんも包装が無残にも開けられており、インスペクションシールが貼ってあった。かろうじて最後の銀紙は無事だった。
これは想像なんだけど、ようかんって、形といいずっしりとした重さといい、アクション映画でよく出てくるプラスチック爆弾に似ている。信管を刺して爆発させるやつ。だから怪しまれたのかな?
成田の検査官は当然日本人だから、出国のときはようかんを見ても何もお咎めは無かったのだろう。我が家のようかんが皮1枚で無事だったのは、最後の包装紙に「390kcal」と書いてあったからではないかと思う。それ以外の包装紙は全部日本語だったので、それが無かったら没収だったかもな〜。
いやー、ようかんが無事で良かった。こちらでは貴重品の和菓子、楽しみにいただきます!