最高傑作

栗原はるみといえばお菓子の人だと勝手に思い込んでいましたが、本屋さんでお料理の本を見つけました。開いたらすごく美味しそうなので買ってみました。

私は料理が苦手です。私の得意料理ときたら、イカ刺し(イカをさばくのが好き)、メヒカリの塩焼き(いちいちひらくのが苦にならない)、カボチャの煮つけ(醤油と砂糖で煮るだけ、味はカボチャの良し悪しにのみ左右される)など。魚も野菜も美味しい土地に育ったせいか、食べ物を複雑に加工して食べることに慣れていません。大学で親元を離れていらい、自由気ままに料理をしていました(つまりレシピをみない)。性格が大雑把なせいか1度に5人前くらいできてしまい、肝心の味も「自分で作ったからまあ食べるか」程度。それを一週間くらいかけて食べるため、料理の勉強にならないことこの上なし。
昨年まで8年ぶりに実家から仕事に通う機会にめぐまれましたが、やっぱり母は料理が上手です。再び一人暮らしに戻るにあたって一念発起し、初めて料理の本というものを買ってみました。あわよくば相方にも美味しいものを作ってあげられるようになりたいという下心もありました。
しかし料理の本を数冊買って気づきましたが、レシピがまずいもんはそのまま作ってもまずいんです。もっとも落胆したのはN○K今日の料理。これは必ずしも私の腕のせいだけではない!と心の中でむせび泣くこと数回。最後に「これは本が悪い!」と決め付けました。
だっていい本は作り方も簡単だし美味しいんだも〜ん。この本はどうかな?
とりあえず、「ロースドポークの幽庵漬け」というものを作ってみました。調理所要時間は2時間と手間はかかりますが、ビールを飲みながらがんばりました(おいおい)。結果はこちら!

いやぁすごく美味しかった!これはたぶん今までの中で最高傑作だわ。私にいきなりこんなものを作らせるなんて、栗原はるみ先生はすごいです。