従兄弟の結婚式

従兄弟の結婚式に出席した。
しばらく顔を見ていない親戚ばかり。もしかしたら20年近くご無沙汰、なんて人もいたかもしれない。記憶の中の子供からいきなり青年になっている新郎。
おじおばはみな歳をとった感じがした。普段から笑い暮らしている人は、歳をとるにつれどんどん笑顔になってくる。暗く過ごしている人は、険しい顔になっているなぁとひそかに感心した。笑顔は大事である。
素朴だが新郎新婦の人柄がしのばれる良い結婚式だった。

片道2時間の電車に揺られて帰る途中、文庫本を読んでいたら心に残る言葉があった。
「現代に生まれた文化は玉石混交、いや、玉石石石・・・石混交である。時のやすりにかけられて残ったものが玉となる。例えばモーツァルトの音楽を楽しむのと同時に、現代に生まれたものの価値を見極める事がおもしろい」
今自分が興味あるものは、100年後どうなっているんだろう。本屋に無数に並んでいる本は、どれくらい生き残るんだろう。