麻酔科医たるもの

病棟で挿管を頼まれた。
仕事を終え帰って来て、また別な仕事へ行き、帰って来て同僚とおやつを食べ、また病棟に別の仕事へ。
帰り、「なんだか歩くとカチャカチャするなぁ」と思ったら、白衣のポケットにさっき挿管のときにあわてて突っ込んだ喉頭鏡が入っていた。病棟に置いてあるのはヘボい事が多いので、念のために予備を持って行ったのだ。
「ほほう、これだけ重いものが入っていて気付かないとは・・・すでに喉頭鏡が体の一部になりつつあるということであろう」と一人ほくそえんだ。
喉頭鏡が体の一部になるまでもう一息だ。PSLSインストラクターの認定カードに恥じぬよう、さらに素振りを繰り返さなくては・・。

参考資料:
http://sueme.pobox.ne.jp/prof/log/eid492.html
http://sueme.pobox.ne.jp/prof/log/eid490.html

すでにどこかで指摘されている通り、教授は右手で喉頭鏡を振っておられるようですが、これはおそらく左利き用のブレードを使っているのでしょう。
昔うちにいた小児科の先生は「めちゃくちゃ挿管がうまい」と評判でしたが、喉頭鏡を右手で持つ癖がありました。左利き用でもなかったし、どういう仕組みになっていたのか今もって謎のままです。