昔の職場

外回りの仕事で近くに寄ったついでに、昔の職場に顔を出してみた。突然なので差し入れは不二家のケーキでごめんなさい。
懐かしい職場だがやっぱりいろんなことがちょっとずつ変わっていた。久しぶりの人たちと話が出来るのが嬉しいけど、みんなかすかに疲れている感じがした。忙しいんだろうな。
前の上司も懐かしがってくれた。私はこのかたがとても好きだ。わりと難しい立場の人で、赴任してきたときの並々ならぬ努力を覚えているから。けして完璧ではないけど、非常に味のある上司だった。
「いやぁ、結婚おめでとう。・・・ここだけの話、外科の○○先生ね、結婚することを本当に残念がってたよ」それはいろいろな事情でまたこの病院に戻る事が難しくなるからである。人手不足が深刻なのである。私はこの病院がとても性にあっていたので、外科の先生だけでなくその上司も私が戻る事を期待してくれていた事は知っていた。「はぁ・・将来のことですよね」と言ったまま、なんと言っていいかわからなくなってしまった。
上司は私が困ってしまったのを見て、はっとしたように、「いや、あのね、違うんだよ、7割くらいはね、あくまで男性としてね、純粋に残念なの、ハハハ!」と大笑いして、話を終わらせてしまった。
私は万能では無いから、何かを選べば何かが出来なくなる。それは仕方が無いことだ。でもとても慕っている上司に言われたのでちょっとせつなかったな。
 
あと、相方が昔書いたアホなメモ書きが大量に出てきて脱力した。あのころ秋葉カンペーがブームで、皆真似てたなぁ。そういえば。