問い

相方が緊急の仕事で呼び出されてしまったので、どこかで時間をつぶすことにした。
15分100円のゲーセンに入った。漫画コーナーがあるので暇つぶしに良い。すいているし、ソファもなかなか快適だ。
しばらく真剣に漫画に集中していると、3歳くらいの男の子が走ってきて立ち止まり、「ねえ、何してるの?」と聞いてきた。うーむ。改めて考えると、私は別に何もしてないな。
かろうじて「・・・本を読んでるんだよ」と答えると、男の子は走っていってしまった。ゲーセンなのにゲームもしてないしなぁ。大人が暇そうにただ座っているのが不思議だったのかな。ていうか暇だからそこにいたんだけど。
子供の問いは、偶然根源的な問いになる事がある。原田宗典のエッセイで、息子に「お父さんて、誰?」と尋ねられた話を思い出した。