厚労相の大失言

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070127-00000095-mai-pol

柳沢厚労相少子化対策に言及する中で「15から50歳の女性の数は決まっている。産む機械、装置の数は決まっているから、機械と言うのは何だけど、あとは一人頭で頑張ってもらうしかないと思う」などと述べたという。

あ〜やっちゃったなあ・・・。気の毒になるくらいの自爆発言です。
講演会では文脈の流れがあってきっとこれほどひどいニュアンスではなかったんでしょうが・・・。マスコミはこういう面白そうな部分しか報道しないわけですから、国民に言葉でアピールする必要のある職業としてはプロ失格と言いたいです。さらに諸外国でも報道されてしまったらしく、お恥ずかしい限りです。
子供を産まない、産めない女性は欠陥品ですかね。何よりいくら頑張っても、子供は女性だけでは作れませんが・・・・。
だけど私が本当に問題だと思うのは、「頑張ってもらうしかない」の部分。
機械の台数=人数 が決まっているのはその通りだけども、「少子化対策=頑張ってもらうしかない」というのは、仮にも一国の厚労相としてはあまりに無策です。
なぜ少子化になっているのか、どうしたら子供を産みやすい環境になるのか、何より崩壊した産婦人科・小児科医療について、この人は全く識見がないのでしょうか。
釣りだろうかと疑わしくなるほど、不快感を惹起する発言なのですが、敢えて釣られてみました。畑違いのところから任命されて色々大変なんだろうけど、ホワイトカラー・エグゼンプションといい、トンデモな行動が多い人ですね。女はマシーンだから子供を産め、男は過労死するまで働けということですね。国民が熱い時代だったら、刺されてもおかしくなさそう・・・。