感銘

責任感 - ねこの日々 - ブログ版にとても感銘を受けたのでTB&引用します。

楽器演奏において、緊張や怖さから力の入る自分の身体から力を抜くことは、実はとてもコワイ動作なのだ。そのコワサに耐えて自分の身は自由に保ち、結果として成果を挙げることが、本当の責任感なのではないかと思うようになった。怖さに従って締め付けながら頑張ることではなく、怖さに逆らって自由を得ることが大切。

同じフルート吹きとして、緊張するとどうしても力を出し切れない自分を思い出しました。あのころはどうしたら緊張しなくてすむかばっかり考えて、結局緊張するの繰り返しでした。
何度もステージを経て、ああ緊張しないのは不可能なんだと思ってきて、なんだろう、自分に足りないのは「勇気」なんじゃないかとおぼろげに思い始めたところで卒業、就職。楽器とは離れました。私ももう少し続けていれば、自分でこの境地に至れたのだろうか。
でも、いまの仕事も楽器と似ているような気がします。緊張しすぎると上手くいかない。あせると刺し物も入らない。突発事態にパニクったらもうおしまい。怖さに逆らって自由を得ないと、技術も判断も狂ってしまう。
この仕事は一生の仕事だと思っているから、怖いけれどもその先を目指したい。