カミカゼ

変なタイトルですが…。
たまたまつけたTVで神風特攻隊の特集をしていて、英語はよくわからないものの、コンピューターグラフィックの再現にもうひたすら恐怖。涙が出そうだった。戦艦に乗って迎撃する側の異常な恐怖も理解できるし(なんで死ぬためにに突っ込んでくるの?)、かといってその時特攻隊で死んでいった若者たちは別に異常でもなんでもなく、国や愛する人を守るのだと信じて突っ込んでいったことだろう。悲しすぎる。
『人間誘導爆弾』まで来たところで耐え切れずTVを消した。爆弾の名前が『OHKA』と説明されていたが、「おうかってなんだろう?」ってオットに聞くと、「桜花じゃない?」と。そうかも〜。桜のように散って死ねって事か〜とまた落ち込んだ。
ベビは中からぼこぼこと腹を蹴っている。
無事に産まれるだろうか、何か病気でもあったら自分はきちんと育てられるのだろうか…と今まではそればかり心配していたんだけど、なんだか今日は、こういう戦争や世の中の悲しいことを、成長とともにどうやって伝えていけばいいんだろう、とすごく気が重くなってしまった。
でもそれは人に迷惑をかけないとか、傷つけないとかと一緒で、人間として必ず教えなければいけないことだろう。親になるって本当に大変なことだと改めて思った。今のところ自分のことでも精一杯なのに、さらに別な人間を育てなければいけないんだもの。

ただひたすらに老人と家族の日常を描く、だけどかけがえのない日々を描いた漫画。久しぶりに感動した。
最後にお嫁さんが第二子を妊娠。前回の妊娠経過もすごく大変だったし、今度こそ自分は死ぬかもしれない。せっかく再開した仕事や夢もあきらめなければいけない。落ち込んだお嫁さんは黙って家を出て実家に帰る。故郷の海を見つめつつ、「どこから来たかも知れない子が、誰かにとってかけがえの無い人間になっていく。その瞬間に立ち会いたくてしかたない」と産むことを決める。
読み終わって、ありがとうって思った。力をもらいました。