アメリカ人は朝に強いと思う

今日は7時から麻酔科主催の講演会があった。毎週他の大学や学内の研究者を呼んで行われるものだ。今回は、小児麻酔ではかなり有名な先生らしい(私は不勉強なので良く知らなかった)。
日本で7時から講演会があったら、かなり出席率が悪くなるか、出ても皆居眠りしてるような気がする。だけどアメリカ人は朝に強いのか、会場は臨床と研究両方の麻酔科医であふれて座るところが無いくらい。誰一人こっくりする者もなく、活発に質問しながら話を聞いている。話によると、臨床のカンファは6時20分から始まる事もあるのだとか。
カンファが朝食つきというのも良い。甘いパンやフルーツ、コーヒー、ジュースが盛りだくさんで、食べていると自然に目が覚めてくる。
講演もとても上手で、スライドの途中で面白い写真を入れたり、あちこちにジョークをおりまぜて会場をどっかんどっかん沸かせたり(私は一つしかわからなかったよ〜)、飽きさせない工夫が凝らされている。高校生の頃から人前で話すトレーニングを受けるらしい。自分を省みて反省。そんなこと考えて資料作りしたこと無かったなあ。
内容にも感銘を受けた。術前のNPOとか小児は風邪を引いたら延期とか、親を一緒に入室させると良いとか、そういう常識だと思っていることは意外と根拠が無いのだなあ。そんで、導入の時に暴れちゃう子がいるのもそりゃしょうがないよね〜なんて思ってたんだけど、そういう子がどれほど長期間、心理的な障害を残すかという結果を見てめちゃくちゃ反省しました。でもそういう研究にはお金がおりない!って文句を言ってたような気もする。面白そうなので今度論文を読んでみようっと。