女の一生

女の一生 (上巻) (新潮文庫)

女の一生 (上巻) (新潮文庫)

山本有三女の一生です。
女医さんになって自立、不倫、私生児を出産。その後結婚して家庭に入るが、産んだ2人目の子供は百日咳で亡くなる。長男を溺愛するがやがて左傾し失踪。夫も亡くなる。最後は独りになって結局医学の道に戻るという話。
古い話のはずなのに随所全く古さを感じさせない。恋愛とか子育てとか仕事とか、人の悩みは古来尽きることなく似たような悩みなのだろうなと思いました。一気に読めました。