再読

高校生のころ読んだ源氏物語を読み返している。与謝野晶子訳のもの。
本は読む時々によって感想が変わるものだが、いやまぁ昔に比べて断然面白い。
思えば女子高だったので、恋愛にはほとんど関心が無く、進路のことや趣味や遊びに夢中だった。端的にいうと子供だった。源氏は恋愛ネタばかりでつまらないと思ったなぁ。
光源氏は、今の印象では「顔がいいだけの愛すべきダメ人間」あと「仕事が無くてヒマそうで気の毒」。
はじめのうちこそモテモテだが、後になると言い寄った女性にあしらわれている事が多く痛々しい。でも嫌いになれず、感情移入してしまう。リアルタイムで読んだ人々はさぞ熱狂した事だろうな。
しかし長い。毎日お風呂で読んでるけど、これは長くかかるなぁ。