痛快

http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/で知った、やまのい和則議員のホームページ  山井和則 衆議院議員(京都6区7期)| やまのい和則 オフィシャルサイト  を読んでいたら、もう眼が離せなくなってしまいました。
4月14日の厚生労働委員会の質疑です。産婦人科、小児科を中心とした、医師不足・過重労働による医療崩壊問題について、冷静に歯切れ良く質疑をしています。
過重労働の現状や、事業所の安全管理、当直体制と労基法違反の有無、産科医逮捕問題や無過失補償制度について触れたあと、川崎厚生労働大臣に「とにかく現場を見て欲しい」と訴えます。一部引用します。

○山井委員 川崎大臣、ぜひこの産婦人科の病院と小児科の病院に一度足を運んでいただきたいと思うんです。唐突なお願いですが、いかがでしょうか。

○川崎国務大臣 産婦人科の病院は〜中略〜一カ月に一遍ぐらいはお邪魔させていただいております 〜中略〜 小児科は相手の後援会長でございますけれども、小児科の救急というのは時間があれば見たいと思います。
 ただ、正直言って、私、月曜から金曜まで、朝から晩まで、委員会の審議、本会議等でなかなか時間がとれない。ぜひ時間をおつくりいただいて、行かせていただきたいと思っております。

○山井委員 まさにそこなんです。大臣今まさに、毎日詰まっているとおっしゃっていますが、小児科のお医者さんは昼間勤務をして夜中も寝ずに宿直して診療しているんですよ。ですから、それは、今、昼間大臣のお仕事があっても、晩行かれたらいいじゃないですか。翌日の勤務に差しさわると思われるでしょう。でも、笑われますが、そういう状況になっているわけですよ。ふらふらになってから翌日の診療をまたしないとだめなわけですよ。こういう過酷な状況になっているわけです。(発言する者あり)まさにそうでしょう。今も声がありましたけれども、そういうふらふらになった状態で急患が来たらどうするのか。

医者が見ていたら、全員同じツッコミを入れるだろうなあ、と思われる切り返しでした。だけど大臣にしてみれば「自分は夜までびっしり予定があって忙しい」と答えるのも無理は無いでしょう。あきらかに医師の勤務体制が異常すぎますね。今、自分は幸い毎回こういう当直という訳ではないですが・・。
この質疑の内容も全面的に共感できるものでした。心強い気分になりました。山井議員にこれからも注目していきたいと思います。

余談ですが、うちの大学の先輩でたしか国会議員になった人がいたのですが、その人は今回の医療問題では何をしているんだろう。外科医なんですけど・・。昔、術後イレウスを「麻酔科が水を入れすぎて、むくんだ腸管と腹壁がくっついたに違いない!」と言い放ったすごい人でした。