このころの胎児というもの

仕事柄未熟児の麻酔をかけたことは何度もある。600g前後の子は手に乗るくらいに小さく、ふにゃふにゃで頼りなく、呼吸もままならないし、体もすぐに冷えてしまうし、出血はほんの少しでも命取りだし、ほんとうに神経を使う。というかもはや恐怖だ。
だけど、現在同じくらいの大きさであろう我が子は、腹の中で本当に元気だ。夜も眠れないくらいに動くし、寝そべってレッツノートを腹の上に乗せてネットしてたりすると、ぼかーんと蹴り上げられてパソコンがずれてしまう。「上に乗せててすみませんでした」と思わず謝りたくなるくらいの勢い。
なんか視点が間違ってるような気もするのだが、腹の中にいるとこんなに元気なのか、という新鮮な気持ち。