この国のけじめ

決定版 この国のけじめ (文春文庫)

決定版 この国のけじめ (文春文庫)

オット購入。およそ半分くらいが現代日本を論じた文章、ベストセラー『国家の品格』よりさらに舌鋒が鋭いです。こういうの好きですが、鋭すぎて息苦しくなるような、厭世的になるような、そんな気も。
子供の教育に関して参考になることがいくつかありました。育児書?
乃木将軍のくだりが面白かったです。自分は『坂の上の雲』も大好きで、かなり司馬史観に毒されてるので、あらためてその辺の本を色々探して読んでみようかという気持ちになりました。
残りの半分がエッセイ風の文章。私は著者の本は『若き数学者のアメリカ』から入ったので、エッセイのほうが好きだったりする。『若き〜』を読んだときは、自分達の留学が決まっていたこともあり、すごくどきどきしながら頁を繰ったことを思い出しました。