いてっ

初めての病院に行き、閉鎖神経ブロックを頼まれ、見たことの無い神経刺激装置と対面した。
うーん、今まで使った事のあるクリップ型の電極ではなく、板状の電極だ。スイッチもたくさんあってよくわからない。電極を両手に持ち、途方に暮れた。患者さんが来るまでに使い方をマスターしなければ。とりあえず部屋に一人だけいた看護婦さんに聞いてみた。
「あのうすみません、これどうやったらスイッチ入るんでしょうか?」
人の良さそうな看護婦さんは振り返ると、「私もよくわからないんですが、多分ここを・・・」と目盛りをひねった。
ばちん。思わず無言で両手を離した。「は、入ったみたいです」
間抜けな事に、右手に+端子を、左手に−端子を持ったままだったので、自分に通電されてしまった・・。いや結構痛かったです。

ちなみに、知り合いの看護婦さんで、「DC時に患者から離れるのが遅れて通電された人」がいます。腰が抜けて力が入らなくなり、座り込んだそうです。こちらはシャレになりませんね。